あの夏で待ってる

© I*Chi*Ka/なつまち製作委員会

約10年前、2012年1月から3月まで放送されたオリジナルテレビアニメ『あの夏で待ってる』。

「なにもないけど、なにかしたい」という漠然とした気持ちから動き出した霧島海人が特別な女の子に出会い特別な夏が始まる物語。

2012年1月からテレビアニメが放送開始され、同期の作品としては『偽物語』、『戦姫絶唱シンフォギア』、『キルミーベイベー』などがある。また舞台となった小諸市では当時イベントが行われたり、ラッピング列車が運行されたりした。

本稿ではテレビアニメ『あの夏で待ってる』の魅力をお伝えしたい。

私が『あの夏で待ってる』を知ったのは惜しくも放送が始まって、番宣CMを観てからである。番宣CMを観て興味がわいて観ようとしたが、すでに序盤数話を見逃しており、完璧主義者ではないがアニメは1話でも見逃してはいけないと思っていたので観るのをあきらめた。しかし、いつか観ようと心に決めていた。その思いは強く時折番宣で流れていたオープニングテーマ「sign」が頭の中で流れるほどであった。それもあり観たいものリストには真っ先に加えたアニメである。

目次

一つになる

なにかしたいという気持ちから自主映画製作へ動き出した主人公 霧島海人。そんな中、海人のおぼろげな記憶と重なるような転入生 貴月イチカが現れる。イチカと山乃檸檬、石垣哲朗、谷川柑奈、北原美桜を迎え自主映画製作は加速していく。それぞれの思いを胸に。

イチカが海人の家に下宿するようになり、二人の距離は縮まっていく。しかし、思い合っているはずなのに嚙み合わない。そのことに落ち込む海人。そんな時柑奈が現れる。縮まったと思ったら離れる思い。しかし、逆境を乗り越えるほど二人の距離は縮まっていく。

交錯するそれぞれの思い

現実と重なっていく自主映画。しかし、現実に脚本はなくそれぞれの思いは交錯する。エンディングテーマ「ビードロ模様」の歌詞が頭に浮かぶ。そんな時海人たちが持っていないものを持つ佳織たちが現れる。そんな佳織たちに影響され、思いをぶつける美桜、自分の気持ちを認めるイチカ。

そんな海人たちを俯瞰し、何かを企む檸檬。檸檬のはからいもあり柑奈は思いを伝えようとするが。

イチカの告白

佳織たちに会ったことで好影響を受け、順調だったが思わぬ出来事が起こり海人を傷つけてしまう。そのことにイチカは責任を感じ、海人たちに告白する。海人は自身のおぼろげな記憶が確かなものだと確信し、イチカが近づいてきた理由を知る。

イチカはこれ以上海人たちを傷つけるわけにはいかないと思い、自分がここにいることに理由付けして海人から目を背ける。そこにイチカの気持ちを理解した柑奈が現れる。一方離れていくイチカに近づけないでいた海人は自主映画製作のためとして軽井沢に向かい、そこで檸檬に出会う。

テレビアニメ『あの夏で待ってる』作品情報

配信情報

dアニメストア、U-NEXT、Huluにて配信中。
他各配信プラットフォームでも配信中。

イントロダクション

空は、とても青く澄み渡って。
入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。
それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。
でも、かけがえのない「夏」だったのだと思う。

その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。
だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。
そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。
そして。
男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。

男の子の名前は、霧島海人。
女の子の名前は、貴月イチカ。

彼らの夏が始まる。
僕らは、あの夏で待ってる

スタッフ

原作:I*Chi*Ka
監督:長井龍雪
脚本:黒田洋介
キャラクター原案:羽音たらく
キャラクターデザイン:田中将賀
メカデザイン:海老川兼武
美術監督:川本亜夕
美術設定:須江信人
色彩設定:村永麻耶
撮影監督:大河内喜夫
編集:西山茂
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽:I’ve sound/井内舞子
音楽制作:ジェネオン・ユニバーサル
プロデュース:GENCO
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:なつまち製作委員会

メインキャスト

貴月イチカ:戸松遥
霧島海人:島崎信長
谷川柑奈:石原夏織
石垣哲朗:萩原秀樹
北原美桜:阿澄佳奈
山乃檸檬:田村ゆかり
りのん:日高里菜

OP&ED

オープニングテーマ
「sign」
作詞:KOTOKO
作曲:折戸伸治
編曲:高瀬一矢
歌:Ray

エンディングテーマ
「ビードロ模様」
作詞:やなぎなぎ
作曲:中沢伴行
編曲:中沢伴行/尾崎武士
歌:やなぎなぎ

公式サイト